角、木、そして石。

法人設立のご依頼者さんから、黒水牛の印鑑発注を頼まれることが続いていると書いた翌日に、柘の印鑑が届いたので黒水牛フィーバーは一息。

設立業務の際は、「面倒だから印鑑発注もお願い!」と頼まれることが多い。昨日の記事と被るけど、材質は「柘」が多く、次に「黒水牛」が結構な割合を占める。

一回だけ、特殊な石を持ち込まれた依頼者さんから、「これを加工して実印を作ってほしい」とのご要望があった。

このときは安請け合いしてしまったのだけれど、素材を持ち込んで加工してくれて、しかもそこそこの金額に収まる印鑑業者さんて、意外と少ないんだよね。特に石は、欠けてしまう可能性があるから、印鑑として使用するくらいの小ささで彫ることには抵抗があるみたい。

自分で何件かはんこ屋さんを回ったものの「うちは持ち込みお断わり」と言われてしまい、困っているところに同業さんから「ここなら加工してもらえるよ」との情報が。

結果的にはなんとか彫ってもらえたので良かった。でも念のため発注しといた「柘」の印鑑のほうが、持ち運びもしやすいからいいねということで、結局、その石印が法人実印として日の目を見ることはなかったんだけどね。

関連記事

  1. 2015.08.11

    都庁